なぜFXで勝てないのか?

FXはEAでは勝てない…これがFXが自動売買で勝てない理由です

FXは残念ながらEAでは勝てない
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FX自動売買システム【EA】に期待して導入したものの

  • 勝てない…
  • 利益が出ない…

と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

自動売買は本来、トレードの効率化や感情の排除を目的としていますが、実際には思うように利益を上げられないことも少なくありません。

この記事では、そんな悩めるトレーダーのために「FX自動売買で勝てない理由」と「それを克服する方法」について詳しく解説します。

この記事を読めば、なぜFXは自動売買では勝てないのか、その理由がスッキリと理解できます。

リトにはプロフィールにも書いたように、唯一、師匠と呼べる人がいるのですが、その人が言っていたのが

どんなに優れた自動売買でも裁量トレードには絶対に勝てない

という言葉です。

今でもリトはその言葉を支持していますが、実際、わたしのトレーダー仲間の中には、自動売買で利益を上げている人もチラホラいます(汗)

それでもリトはEA否定派ですし、彼らが使っている自動売買のことは詳しく知りませんが、もしどうしてもFXの自動売買を取り入れたいなら、この記事が適切な戦略を見つけるための手助けになると思います。

FXの自動売買に夢を持っている人は、この記事で素人では勝てない現実を受け止めてください。

残念ながらFXは自動売買では勝てない理由がある

FXは自動売買(エキスパートアドバイザー、EA)の導入すれば、トレーダーは取引を自動化し、24時間取引のチャンスを逃さずに利益を狙うことができます。

しかし、現実はそう甘くありません。。

「やっぱりFXの自動売買では勝てない!」という現実に直面するトレーダーが多いのです(汗)

ここでは、その理由について詳しく解説していきます。

急な相場の変動に耐えられない

FXの自動売買システムは、事前に設定されたロジックに基づいて取引を行います。これは、過去のデータに基づいたパターン認識や特定のインジケーターに基づくものが多いです。

しかし、相場は生き物であり、特にFX市場は非常に変動が激しく、予測不可能な急な相場変動に対応するのはハッキリいって困難です。

例えば、重要な経済指標の発表や地政学的リスクの高まりなどにより、相場が急変することがあります。

ほとんどの自動売買システムは、こうした突然の変動に迅速に対応する能力を持っていないのです。。その結果1回の損失で、取り返しのつかない大きな損失を被るリスクが高まります。

市場の急変動により、設定されたストップロス(損切り)ラインを超えてしまい、想定外の損失が発生することも少なくありません。

急な変動は、FX業者によってはスリページが大きすぎて、想定以上の損失を受けることがあります。これは別に自動売買に限らず、裁量トレードにも起こることなので、避けようがないのが現状です。。

ロジックがブラックボックス

多くの自動売買システムは、その取引ロジックがブラックボックス化されています。

つまり、システムを使うユーザーは具体的にどのような条件で取引が行われるのかを詳細に理解することができないのです。。これは結構なデメリットで、トレーダーはシステムの信頼性や安全性を判断する材料が不足してしまいます。

ブラックボックス化されたシステムでは、EA開発者の意図や設計思想を把握することができず、ロジックがどのような状況で利益を出し、どのような状況で損失を出すのかを予測することが困難です。信頼性が不透明なシステムに依存することは、賢いトレーダーが行う行動ではありませんよね。

ロジックがブラックボックスのFX自動売買システムは、みすみす資金を危険にさらす行為です。

自動売買(EA)業界は闇すぎる…

自動売買(EA)の業界は、その魅力的な宣伝文句と裏腹に、多くの闇が潜んでいます(^_^;)

まず、数多くの詐欺的なシステムが存在しており、高額な費用を支払っても実際にはほとんど利益を生まないシステムが多いのが現状です。。

正直、費用対効果としては全くお話になりません!

またEA開発者や販売者が、過去の実績を誇張したり、架空の実績を示すことも少なくありません(よく使われるのが「カーブフィッティング」という手法です)。

このような誤った情報に基づいてFX自動売買プログラムを購入すると、大きな損失を被る可能性があります。さらに、システムの運用においても、メンテナンスやアップデートが不十分なため、長期的に安定したパフォーマンスを維持することが難しい場合が殆どです。

さらにメンテやアップデートは「有料」が普通の世界ですから、使えば使うほど損をすると考えてもらって構いません。

さらに、大きな利益を出せると誇張したEAに限って【口座縛り】が存在します。

口座縛りとは、指定された口座でのみEAの仕様が認められていて、その殆どが『XM』です。

なぜなら、XMはIB報酬がとても高いからです。

IB報酬については、ここで話すと1ページでは収まりきれないので(笑)、各自調べてもらえばわかると思いますが、とにかくEAに過度の期待をするのはやめておいたほうがいいです。

結局、どんなにAI等が発達しても、人間が行う裁量トレードに敵うものはありません。

その自動売買でロット上げられますか!?

FXの自動売買プログラムを使用して順調に利益が出てくると、当然、トレーダーはロット数を上げることを考えます。ロット数を増やすことで、買った場合の利益は大きくなりますが、同時に負けたときの損失のリスクも増大します。

ほとんどの自動売買プログラムは、一定の条件下でのみ安定したパフォーマンスを発揮します。ロット数を上げると、その条件が変わり、システムのパフォーマンスが悪化することがあります。

特に、資金管理が適切に行われていない場合、わずかな市場の変動で大きな損失を被るリスクも。。

ロット数を上げるということは、現在使用している自動売買プログラムに対する、絶対的な信頼が必要です。しかし、急なドローダウンや連敗が続いても、ロット上げてトレードを続けることができる強い心が自分にあるのか、今一度考える必要があります。

そもそも数万~数十万程度のお金を払って勝ち続けられると思う方がちょっと…

FX自動売買プログラムは、一見、簡単に利益を上げられるように見えるため、多くのトレーダーが数万~数十万円の投資をしてシステムを購入します。しかし、冷静に考えると、数万円程度の投資で継続的に勝ち続けることができるシステムなんて、果たしてどれだけあるでしょうか?

多くの自動売買プログラムは、導入初期のうちは利益を上げることができるかもしれませんが、急な相場環境の変化やシステムの限界により、長期的に安定したパフォーマンスを維持することは、かなり難しいです。

また、

  • EAの購入費用
  • トレード運用資金
  • メンテナンス費用等

なども考慮すると、コスト面での負担も大きくなります。

結局のところ、自動売買システムに過度な期待を寄せることは止めましょう。EAだけで勝ちまくることができれば、誰でも億万長者になれますから(苦笑)

FXは自動売買に頼るのではなく、自分自身で市場を分析し、リスク管理を徹底してトレードする【裁量トレーダー】こそが真の成功者になれる唯一の道なのです。

それでもFXを自動売買(EA)を使って勝ちたい方へ

そもそも、FXの自動売買(エキスパートアドバイザー、EA)を使って安定して勝つためには、ただ単にシステムを購入して運用するだけで勝てるほど甘くないです。

それでも、EAを使って勝ちたい方への具体的な戦略について解説します。

自分でEAを開発できるプログラミング能力は必須

まず、FXの自動売買で勝つためには、自分自身でEAを開発できるプログラミング能力が必要不可欠です。

多くの市販のEAはブラックボックス化されており、どのようなロジックで取引が行われているのかが分からないからです。当然、開発者も自らロジックを公開しないので、システムのパフォーマンスを正確に把握することができず、信頼して運用を続けることができません。

しかし、自分でEAを開発することができれば、自分の取引スタイルやリスク許容度に合わせたカスタマイズが可能になります。また、プログラミング能力があれば、市場の変動に応じて柔軟にロジックを変更し、最適化することもできますよね。

これにより、急な相場変動にも対応できるシステムを構築することができるので、やはりEAのプログラミング能力は必須になります。

プログラミングスキルを身につけるためには、MQL4やMQL5といったMetaTraderのプログラミング言語を学ぶこと基本ですが、現在でも主流はMQL4、つまりMT4です。

MQL4は、EAやインジケーターの開発に特化しており、多くのオンラインコミュニティや教材があります。MQL4に慣れてきたら、自分のアイデアを実装し、バックテストを繰り返すことで、徐々にスキルを向上させることができるでしょう。

また、プログラミングだけでなく、アルゴリズム取引の基本的な知識も重要です。例えば、バックテストやフォワードテストを通じて、EAの有効性を検証することで、自分のレベルもどんどんアップしていきます。

自分でEAを開発する能力を身につけることができれば、少なくとも、FXの自動売買で全く勝てない!といった状況を打破できるキッカケにはなるでしょう。

ロジックを分散させ、複数同時に稼働させる

次に、EAで勝つための重要なポイントは、ロジックを分散させ、複数のEAを同時に稼働させることです。

単一のロジックに依存すると、そのロジックが通用しない市場環境が訪れた場合、大きな損失を被る可能性があります。複数の異なるロジックを組み合わせて運用することで、リスクを分散し、安定したパフォーマンスを維持することができます。

株式投資のポートフォリオと同じですよね。

例えば、トレンドフォロー型のEAと逆張り型のEA、スキャルピング型のEAなど、異なる取引手法を持つEAを同時に運用することで、市場の様々な状況に対応することができます。トレンド相場ではトレンドフォロー型のEAが利益を上げる一方、レンジ相場では逆張り型のEAが活躍することが期待できます。

このように、異なるロジックを組み合わせることで、どのような市場環境でも安定した収益を狙うことができるのです。

また、異なる通貨ペアやタイムフレームで取引を行うことも、リスク分散の一環として有効です。

特定の通貨ペアに依存せず、複数の通貨ペアで取引を行うことで、特定の通貨ペアの急な変動によるリスクを軽減することができます。さらに、短期、中期、長期のタイムフレームで取引を行うことで、異なる市場サイクルに対応することができます。

ただし、通貨ペアの相関関係には十分注意しながらロジックを組んでく必要があります。

ただ、ロジックの分散運用にはデメリットもあり、十分な投資資金が必要になります。また、自動売買の大きな欠点となる「ロットを上げる」ことがなかなかできません。

FXの自動売買の運用方法は、各EAのリスクとリターンのバランスを考慮し、適切なロットサイズを設定することで、資金をできるだけリスクに晒すことなく、運用することが基本になります。

分散運用を採用することで、EAでは勝てない…という壁を乗り越え、安定した収益を得るための土台を築くことができます。

徹底的に低リスク戦略でいく

最後に、勝つための最も重要な戦略は、徹底的に低リスク戦略を採用することです。

ハイリスク・ハイリターンを狙う取引は、勝てば大きな利益を得る可能性がありますが、自動売買においては、長期的には大きな損失を招くリスクが高まります。

EAの場合、低リスク戦略を徹底することで、安定した収益を継続的に得るという考え方にシフトする必要があります。

ポジションサイズを慎重に管理し、過度なレバレッジをかけないことが重要です。EAの場合は一般的に、1回の取引で全資金の1%以上のリスクを取らないことが推奨されます。

さらに、テストを通してEAのパフォーマンスを把握し、リスクとリターンのバランスを確認します。またデモ取引でもいいので、リアルタイムのデータを使用してフォワードテストを行い、現在のリアルな市場環境でのEAの動作を確認します。

これにより、EAが予期しない動きをするリスクを事前に把握し、適切な対策を講じることができます。

あと、意外に見落としがちなのが、感情に左右されない取引を心がけることも重要なポイントになります。ご存知のように、自動売買のメリットは感情的な判断を排除し、淡々とトレードができる点にあります。

しかし、システムが予想外の損失を出した場合や、最大ドローダウンを更新してしまった場合などは、感情的になってしまいがちです。そのため、事前に定めた取引ルールを破ってしまい、システムを停止してしまうと、本来のパフォーマンスを冷静に評価することができなくなってしまいます。

これが『やっぱりFXの自動売買じゃ勝てない!』という結論になってしまうので、徹底的に低リスク戦略をとり、長期的に安定した収益を得ることを目標にすべきなのです。

リスクを徹底的にに抑えつつ、慎重に取引を進めることではじめて、FX自動売買において成功を収めることができるといっても過言ではありません。

まとめ:基本的にFXはEAでは勝てないと思ったほうがいい

以上のように、結局、FXの自動売買取引には多くの問題があり、99%以上のEAトレーダーが「FXの自動売買では勝てない」という結果に直面するのが現実です。

  • 急な相場変動に対する脆弱性
  • ブラックボックス化されたロジック
  • 闇が深いEA業界の実態
  • ロット数増加によるリスク・・・etc

そして、数万円程度の投資で継続的に勝ち続けることの難しさ、などを考慮すると、自動売買システムに過度な期待は持つべきではありません。

最終的には、やっぱり自分自身の知識と経験を活かした【裁量トレード】こそ、FXの成功への鍵となるのです。

どうせ大きなロットを張れれないFXの自動売買なんかにムダな時間を使うくらいなら、最初から裁量トレードを極めることに集中することの方が、結局は、ムダな時間とお金を浪費しないことになる、とリトは考えます。

ABOUT ME
リト
リト
兼業プロトレーダー
FX歴は10年以上。ですが、勝てるようになったのはここ1、2年です(^_^;) 最近は本業のWEBデザイン&マーケティングの会社を経営しつつ、兼業でトレードしていますので、サラリーマンや時間がない方でも参考になると思います!
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